石油生産量と原油価格

石油価格(原油価格)を決める要因の1つに石油の生産量(供給)と消費量(需要)のバランスがあります。現在、石油市場は逼迫しており、タイトな状況は今後しばらく続くとの見方もあります。

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世界の石油生産量

英国の石油会社であるBPが発表した統計資料(BP統計2008年度版)によると、2007年における世界の石油生産量の合計は8153万バレル/日となっています(ここでいう石油とは、原油に加えて、オイルサンド、シェールオイル、NGL(natural gas liquids:天然ガス液)も含みます)。10年前の1997年の石油生産量は7223万バレル/日でしたので、2007年の世界全体の石油生産量は10年前と比べると約13%増加しています。

地域別の石油生産量

原油埋蔵量の約6割は中東地域に集中していますが、石油の生産は世界の各地域で比較的バランスよく行われているといえます。BP統計2008年版による2007年の地域別石油生産量及びその全世界比は、中東が2517.6万バレル/日(30.8%)、欧州・ユーラシアが1783.5万バレル/日(22.0%)、北米(アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国)が1366.5万バレル/日(16.5%)、アフリカが1031.8万バレル/日(12.5%)、アジア太平洋が790.7万バレル/日(9.7%)、中南米が663.3万バレル/日(8.5%)となっています。

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石油生産量のトップ10

2007年における石油生産量の上位10カ国は次のようになっています(二番目の括弧内は全世界比を示す)。世界最大の石油(原油)埋蔵量を誇るサウジアラビアが生産量においても第1位となっています。石油の主要な消費国であるアメリカ、中国、カナダは、主要な生産国でもあり、中国はアジア太平洋地域で最大の石油生産国となっています(ただし、アメリカと中国は石油の純輸入国です)。


第1位:サウジアラビア(1041.3万バレル/日)(12.6%)

第2位:ロシア(997.8万バレル/日)(12.6%)

第3位:アメリカ(687.9万バレル/日)(8.0%)

第4位:イラン(440.1万バレル/日)(5.4%)

第5位:中国(374.3万バレル/日)(4.8%)

第6位:メキシコ(347.7万バレル/日)(4.4%)

第7位:カナダ(330.9万バレル/日)(4.1%)

第8位:アラブ首長国連邦(291.5万バレル/日)(3.5%)

第9位:クウェート(262.6万バレル/日)(3.3%)

第10位:ベネズエラ(261.3万バレル/日)(3.4%)

OPECの石油生産量

OPEC(石油輸出国機構)全体の2007年の石油生産量は3520.4万バレル/日で、世界全体に占める比率は43.0%となっています。OPECの世界シェアは5割に満たないんですね。ちなみにOECD全体の2007年の石油生産量は1917万バレル/日で、全世界比は23.0%となっています。