世界全体及び地域別の石油消費量、石油消費量の上位10カ国、BRICS諸国(中国、インド、ロシア、ブラジル)やアジア・中東地域における石油消費量などについて、BP統計2008年度版をベースに記します。
BP統計2008年度版に基づくと、2007年の世界全体の石油消費量は8522万バレル/日となっています(エタノール燃料やバイオディーゼルの消費分も含む)。1997年の石油消費量は7360万バレル/日だったので、10年前と比べると石油消費量は約27%増加しています。
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2007年の地域別石油消費量は、アジア太平洋が2544.4万バレル/日(全世界比シェアは30.0%)、北米(アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国)が2502.4万バレル/日(28.7%)、欧州・ユーラシアが2010.0万バレル/日(24.0%)、中東が620.3万バレル/日(7.4%)、中南米が549.3万バレル/日(6.4%)、アフリカが295.5万バレル/日(3.5%)となっています。中国、インド、日本、韓国などを擁するアジア、北米、欧州・ユーラシアが3大消費エリアとなっています。
2007年における石油消費量の上位10カ国は次のようになっています(二番目の括弧内は全世界比を示す)。世界最大の石油消費国はアメリカで、その消費量は全世界の約4分の1を占めています。トップ10の中にアジアの4カ国(中国、日本、インド、韓国)が入っています。中国は2003年に日本を抜いて世界第2位の石油消費国となりました。また、BRICS諸国のうち、4つの国(中国、インド、ロシア、ブラジル)が同じくトップ10にランクインしています。これら4カ国の消費量の全世界比のシェアは約18%となっています。
第1位:アメリカ(2069.8万バレル/日)(23.9%)
第2位:中国(785.5万バレル/日)(9.3%)
第3位:日本(505.1万バレル/日)(5.8%)
第4位:インド(274.8万バレル/日)(3.3%)
第5位:ロシア(269.9万バレル/日)(3.2%)
第6位:ドイツ(239.3万バレル/日)(2.8%)
第7位:韓国(237.1万バレル/日)(2.7%)
第8位:カナダ(230.3万バレル/日)(2.6%)
第9位:ブラジル(219.2万バレル/日)(2.4%)
第10位:サウジアラビア(215.4万バレル/日)(2.5%)
原油価格の急上昇の原因の1つとして、中国、インドをはじめとする新興経済国における石油需要の増加が挙げられていますが、アジア太平洋地域における石油消費量の伸びは著しいものがあります。アジア太平洋地域の1997年の石油消費量は2006.3万バレル/日でしたが、2007年には上述のように2544.4万バレル/日となっており、この10年間で約27%増加しています。同期間における北米地域と欧州・ユーラシア地域の伸びはぞれぞれ約12%、約2%となっています。また、この10年間にアジア太平洋地域以上の石油消費量の増加率を示しているのが中東地域です。中東地域の1997年の石油消費量は442.3万バレル/日でしたが、2007年には620.3万バレル/日となっており、この10年間で約40%増加しています。ちなみに、日本の石油消費量はこの10年間で逆に約12%減少しています。