「ウルトラマン」のハヤタ隊員を演じた俳優の黒部進さんのプロフィール、黒部進さんの長女で女優の吉本多香美さん、ダンディ4の魅力、映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟」における役どころなどについて記します。
「ウルトラマン」(初代ウルトラマン)は、1966年(昭和41年)から1967年にかけて、TBS系で放送された特撮テレビ番組です。30代半ば以上の世代の方の中には、ウルトラマンの胸につけられている3分間限定のカラータイマーが点滅し始めるとドキドキしたり、スペシウム光線や八つ裂き光輪といった必殺技に興奮した方も多いのではないでしょうか。
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ウルトラシリーズは、昭和のウルトラシリーズと平成のウルトラシリーズに大別することができます。昭和のウルトラシリーズはウルトラマン(初代マン)に始まり、ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック)、ウルトラマンエース、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンレオと続き、レオの後に一時中断した後、ウルトラマン80が放映され、ウルトラマン80をもって幕を閉じました。平成に入り、ウルトラシリーズのTV放送が復活し、ウルトラマンティガ、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンガイアの平成3部作が作成され、21世紀に入るとウルトラマンコスモス、ウルトラマンネクサス、ウルトラマンマックス、ウルトラマンメビウスがテレビで放映されました。ウルトラマンメビウスでは、ウルトラマンからウルトラマン80までの昭和のウルトラマンたちが登場し、昭和ウルトラシリーズへの原点回帰路線が好評でしたね(篠田三郎さんの東光太郎が見られなかったのは非常に残念でしたが)。
初代ウルトラマンの人間体といえばハヤタ隊員です。そのハヤタを演じたのが、俳優の黒部進さんでした。ウルトラマンの俳優といえば、黒部進さんを思い出す方が多いのではないでしょうか。黒部さんのプロフィールですが、本名は吉本隆志(よしもと たかし)といい、富山県黒部市出身の方です。黒部進という芸名は出身地に由来するそうです。黒部さんはウルトラマンでは正義の味方で子供たちのヒーローでしたが、ウルトラマンに出演した以降は、その正義のヒーローというイメージが邪魔をして、しばらくの間仕事がなかったそうです。しかしながら、その後、堂々とした風貌や体格を生かす形で、時代劇や刑事ドラマの悪役などを多く演じるようになりました。主な出演作品としては、テレビのレギュラー番組では、「燃えよ剣」(1970年、NET)、小さなスーパーマン ガンバロン(1977年、NTV) 、金曜日の恋人たちへ(2000年、TBS)、朝の連続テレビ小説「こころ」(2003年、NHK)、ウルトラマンマックス(2005〜2006年、CBC)などがあります。また、大江戸捜査網、荒野の素浪人、銭形平次、太陽にほえろ!、特捜最前線、必殺シリーズ、西部警察、水戸黄門、暴れん坊将軍、土曜ワイド劇場などの数多くのドラマに単発出演されてきました。
黒部進の長女が女優の吉本多香美さんであることはよく知られていますが、その吉本多香美さんも「ウルトラマンティガ」のヒロイン・レナ隊員を演じ、親子2代でウルトラマンに出演されています。ウルトラマンとは縁の深い家族といえますね。
ダンディ4と聞いてピンと来る方はかなりのウルトラ通です。歴代のウルトラ戦士を演じた黒部進(ハヤタ)、森次晃嗣(モロボシダン)、団時朗(郷秀樹)、高峰圭二(北斗星司)の4名の俳優をダンディ4と呼んでいます。皆、個性的で渋い大人の俳優で、平成のウルトラ戦士を演じた俳優さんにはない存在感をもっている方ばかりです。黒部進さんと森次晃嗣は長男、次男といった存在ですね。ダンディ4は2006年に公開された映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」にも揃って出演されています。
黒部進さんは、ダンディ4のその他の俳優さんたちとともに、2008年秋に公開された映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟」に出演されています。この映画は横浜が舞台となっていますが、その横浜でハヤタはサイクルショップを経営し、この映画の主人公であるダイゴのガールフレンド「レナ」(吉本多香美)の父親といった役どころを見事に演じています。1939年生まれの黒部進さんもすでに68歳となりました。ウルトラシリーズの映画にハヤタとして出演するのも、年齢を考えると、今回で最後ではないかとの見方もあります。しかしながら、黒部進さんには体調が許す限り、たとえ100歳になっても、永遠にハヤタを演じてもらいたいものです。黒部さん以外には誰もハヤタになれないのですから。