天然ガス

天然ガスといえば、石油の代替エネルギー源の1つとして、また石油や石炭と比べると燃焼される際の二酸化炭素の排出量が少ないこと等から地球環境に優しいというクリーンエネルギーとして知られていますね。石油と比べると、天然ガスの埋蔵量はイランをはじめとする中東やロシア、アフリカ、アジア太平洋地域など世界各地で幅広く分布しています。

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世界の天然ガス埋蔵量〜可採年数は

欧米メジャー石油会社の1つであるBPが毎年公表しているの最新版(BP統計2008年版:BP Statistical Review of World Energy June 2008)によると、2007年末時点の世界全体の天然ガスの埋蔵量は177.36兆立方メートル(TCM)、可採年数は60.3年となっています。原油(石油)の可採年数(41.6年)に比べると、天然ガスは約20年長いですね。

地域別の分布状況〜世界各地に幅広く分布

原油埋蔵量の約6割が中東地域に偏在しているのに対し、天然ガスの埋蔵量は、原油(石油)と比べると世界各地に幅広く分布しているといえます。BP統計2008年版に基づく2007年末時点の分布状況は、中東が41.3%、欧州・ユーラシアが33.5%、アフリカとアジア太平洋がそれぞれ8.2%、北米が4.5%、中南米が4.4%となっています。

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天然ガス埋蔵量の上位10カ国〜ロシア、イランが上位2カ国

BP統計2008年版によると、天然ガス埋蔵量の上位10カ国(2007年末時点)は以下のとおりとなっています(二番目の括弧内は全世界比を示す)。ロシア、イランといった外資にとって投資環境が厳しくなりつつある国が上位2カ国となっており、両国の埋蔵量の合計が世界全体に占める割合は約4割となっています。原油埋蔵量の上位5カ国(サウジアラビア、イラン、イラク、クウェート、アラブ首長国連邦)のうち、クウェートを除く4カ国が天然ガス埋蔵量のトップ10にランクインしています。また、第3位の埋蔵量を誇るカタールはLNG(Liquefied Natural Gas:液化天然ガス)の輸出に力を入れており、LNGの世界最大の輸出国となっています。


第1位:ロシア(44.65TCM)(25.2%)

第2位:イラン(27.80TCM)(15.7%)

第3位:カタール(25.60TCM)(14.4%)

第4位:サウジアラビア(7.17TCM)(4.0%)

第5位:アラブ首長国連邦(6.09TCM)(3.4%)

第6位:アメリカ(5.98TCM)(3.4%)

第7位:ナイジェリア(5.30TCM)(3.0%)

第8位:ベネズエラ(5.15TCM)(2.9%)

第9位:アルジェリア(4.52TCM)(2.5%)

第10位:イラク(3.17TCM)(1.0%)

アジア太平洋地域における天然ガス埋蔵量

アジア太平洋地域における天然ガスの埋蔵量は前述したとおり、世界全体の8.2%となっています。同地域における天然ガス埋蔵量のトップ3は、インドネシア(3.00TCM:世界全体の1.7%)、オーストラリア(2.51TCM:1.4%)、マレーシア(2.48TCM:1.4%)となっています。