世界全体の天然ガス生産量、地域別の天然ガス生産量、ロシアをトップとする天然ガス生産量の上位10カ国、中国、インドネシア、マレーシアといった生産国を有するアジアにおける生産状況などについて、2008年度版のBP統計に基づいて記します。
2008年度版のBP統計によると、2007年の世界の天然ガス生産量の合計は2兆9400億立方メートルとなっています。10年前の1997年の天然ガス生産量(2兆2357億立方メートル)と比べると、2007年の世界の天然ガス生産量は約32%増加したことになります。この10年間における天然ガスの生産量の伸びは、石油の伸びの2.5倍となっています。
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2007年の地域別の天然ガス生産量ならびにその全世界比シェアは、欧州・ユーラシアが1兆757億立方メートル(36.5%)、北米が7758億立方メートル(26.6%)、アジア太平洋が3915億立方メートル(13.3%)、中東が3558億立方メートル(12.1%)、アフリカが1904億立方メートル(6.5%)、中南米が1508億立方メートル(5.1%)となっています。
2007年における天然ガス生産量の上位10カ国は以下のとおりです(二番目の括弧内は全世界比シェア)。世界第1位の天然ガス埋蔵量を有するロシアが生産量においても1位となっています。世界第6位の埋蔵量を誇るアメリカが生産量では第2位となっています。ちなみに、世界第3位の埋蔵量を有するカタールの生産量は598億立方メートルで、トップ10の圏内には入っていません。
第1位:ロシア(6074億立方メートル)(20.6%)
第2位:アメリカ(5459億立方メートル)(18.8%)
第3位:カナダ(1837億立方メートル)(6.2%)
第4位:イラン(1119億立方メートル)(3.8%)
第5位:ノルウェー(897億立方メートル)(3.0%)
第6位:アルジェリア(830億立方メートル)(2.8%)
第7位:サウジアラビア(759億立方メートル)(2.6%)
第8位:イギリス(724億立方メートル)(2.5%)
第9位:中国(693億立方メートル)(2.4%)
第10位:トルクメニスタン(674億立方メートル)(2.3%)
アジア太平洋地域全体の2007年の天然ガスの生産量は3915億立方メートル(全世界比シェアは13.3%)で、世界第3位の生産国であるカナダの生産量(1837億立方メートル)の2倍強となっています。アジア太平洋地域には、世界第9位の生産国である中国、日本にタンカーでLNG(液化天然ガス)の輸出を行っているインドネシア(667億立方メートル)、マレーシア(605億立方メートル)、豪州(400億立方メートル)といった生産国が存在します。