えちぜん鉄道は、福井市をベースとする人気のローカル線の1つです。えちぜん鉄道の概要、歴史、路線、嶋田郁美の著作「ローカル線ガールズ」で有名になりテレビなどでも度々取り上げられている女性アテンダントのサービス・魅力などについて記します。
福井市は福井県の県庁所在地で、同県の北部に所在する人口30万人弱の地方都市です。 福井県といえば、NHKの朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」の舞台となった小浜市がある県として有名ですね。福井県福井市には、JR西日本の管轄下にある北陸本線とともに、第三セクター方式の鉄道会社である「えちぜん鉄道」が走っています。「えち鉄」との略称で親しまれている「えちぜん鉄道」はアテンダントの活躍もあり、人気のローカル線の1つとなっています。
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「えちぜん鉄道」と聞いてピンとくる方は、かなりの鉄道ファン(ローカル線マニア)ですね。鉄道というとJRや私鉄を想像してしまいがちですが、「えちぜん鉄道」は、福井市、勝山市、坂井市、永平寺町、あわら市といった沿線の地方自治体と一般株主が出資を行う第三セクター方式のえちぜん鉄道株式会社が運営しているローカル線です。
えちぜん鉄道は2002年(平成14年)9月に設立されました。えちぜん鉄道は、京福電気鉄道から越前本線や三国芦原線を譲り受ける形で事業を開始しました。えちぜん鉄道には、旧越前本線である勝山永平寺線と三国芦原線(みくにあわらせん)の2つの路線があります。勝山永平寺線は福井駅と勝山市の勝山駅を結ぶ路線で、両駅間の所要時間は1時間弱です。三国芦原線は、福井市の福井口駅(福井駅の2つ隣の駅)と坂井市にある三国港駅を結ぶ路線で、両駅間の所要時間は45分弱となっています。両路線とも、始点から終点まで1時間もあれば移動することができ、気に入った駅で途中下車をしながら、日帰りで往復することも可能ですね。
えちぜん鉄道の魅力の1つとして、テレビやニュースでも度々取り上げられた女性アテンダント(車掌)による決め細やかなサービスが挙げられます。アテンダントといえば、飛行機の客室乗務員(スチュワーデス)が有名で、JRでも一部の特急列車に乗務しているくらいですが、人件費のかかるアテンダントをあえてローカル線の普通列車に乗務させるというのは、逆転の発想といえますね。女性アテンダントひとりひとりが乗客の視線に立ちながら心のこもったサービスを提供することは、中長期的にみれば、えちぜん鉄道のイメージアップや固定客の獲得、利用客の増大につながるという点で重要な取り組みですね。顧客サービス優先の発想から生まれた女性アテンダントは、2003年の開業時より乗務しており、乗客のお迎え、乗車券の販売・回収、車内アナウンス、お年寄りや体の不自由な方の乗車・下車の補助、沿線の観光案内などを行っています(ただし、女性アテンダントということもあり、アテンダントが乗務しているのは日中の列車に限られるそうです)。えちぜん鉄道のアテンダントの活躍を世に知らしめたのが、開業時よりアテンダントを務めてきた嶋田郁美さんが、その業務内容やえちぜん鉄道再生までの奮闘を記した「ローカル線ガールズ」という本です。「ローカル線ガールズ」は2008年1月に発売されたのですが、それ以降、えちぜん鉄道のアテンダントの存在や著者の嶋田郁美さんが新聞や雑誌、テレビ番組でも取り上げられるようになり、アテンダントの存在は全国的に知られるようになりました。きれいな制服に身を固めて、優しい笑顔と声で心のこもったサービスを提供してくれるアテンダントが乗務している列車には、鉄道ファンならずとも、一度は乗ってみたくなりますし、そんな鉄道会社を応援したくなりますね。えちぜん鉄道のアテンダントの活躍は、コスト優先主義だけではなく、お客への細やかな心遣い・気遣いも接客サービスにおいて重要であることを再確認させてくれたような気がします。